看護師パートやアルバイトの有給休暇

看護師は正社員として働く以外にも、パートやアルバイトなどの非正規社員として働いている人も少なくありません。ただこれまではパートやアルバイトで働く看護師は有給休暇を取得できないケースもあり、働いている医療機関の規定によって異なっていました。それが働き方改革の影響を受けたことで、看護師パートやアルバイトでも有給休暇を取得できる条件が明示されるようになったのです。これによって働く医療機関の規定による違いを受けることなく、どこで働いても一定の条件を満たしていれば有給休暇を取得できるようになります。

看護師のパートやアルバイトが有給休暇を取得できる条件は、1週間の所定労働時間が30時間以上、週5勤務で決められた労働日数の8割以上を勤務することです。この条件を満たしていれば勤続6ヶ月で年10日の有給休暇を取得できるとされ、条件を満たしていない場合は労働時間や日数に合わせて有給休暇を取得することになります。つまり条件を満たしていなくても数日間の有給休暇は取得できるようになりますし、1年で最低でも5日は有給休暇を消化しなければいけないという決まりもあるのです。

では実際に看護師のパートやアルバイトがしっかり有給休暇を取得できているのか、利用できているのかというと、働く環境によって異なっている傾向が見受けられます。そのため看護師のパートやアルバイトで働く場合、有給休暇の消化率も確認しておくことが必要となります。